遅れ馳せながら6日(日)、練習初めとなりました。
本来ならもっと早くからの始動が理想なのかもですが、まあそこはまだまだ小学生、各家族の時間を大切にという思いと、自主練習個人練習の大事さをという思いと。
久しぶりに会った子供たちは皆元気良く、自信と期待に満ち溢れた様子でひと安心。
沢山の親御さんたち、コーチ陣、OBも沢山来てくれて、賑やかな練習初めとなりました。
まずは近くの神社へ走ってお参り。
通りすがりの地域の方々へ挨拶、ゴミを拾う下級生、車が来ると立ち止まり会釈、そんな当たり前のことすらも愛しく可愛いらしく思いながら、私は自転車で着いて行きました。
一人一人が目標を言います。
でも大概は優勝したいだのとありきたりのことを述べるので、上級生には「克服したい自分の悪いところ」と題し、改めて自分を知る、それを意識するキッカケ作りの発表会となりました。
自分の悪いところ、性格だったり、苦手なことだったり、いつも叱られることを親の居る前で言うということ。なかなか日常では有り得ないことで、諸々に親にとっても当人にとっても良い時間だったと思われました。
私は目標をズバリ「日本一のチーム」と発表。
でもそれは全国大会に行くことや優勝旗を沢山得ることなどではなく、挨拶や礼儀、小学生で出来ることを小学生らしく当たり前に出来るチーム。
試合に勝つことは勿論目標であることは間違いなく、その為に日々練習努力をするわけですが、何もかもを総括して野球人、人間力を養う手段。それと中学野球への準備。
残念ながら、良い投手がいれば、6年生が多くいれば、経験を数年積んでいる選手が沢山いれば勝てる。勝てないときには勝てない。
ここ数年で200チーム余りある福岡県の激戦区のなか、全国大会九州大会に5回も行っているチームの言うことでは矛盾しているのだとは思いますが、チームへの子供たちへの接し方、考え方は当初から微塵もブレておらず。
私は私自身の野球の性質から、走塁、守備、打撃の順の考えで、それは小学生ソフトボールだからではなく、もしかすると高校野球の指導をしてもその順は変わらないのかもしれません。
それは特に走塁は、判断力を大事とするからです。足が早い選手が走塁が上手いとは限りません。研ぎ澄まされた判断力はときにリズムを生み出し、流れを変え、勝利に導きます。
「日常生活、家や学校で良い判断が出来ないやつ、叱られてばかりのやつが、緊張感あるグランドで良い判断が出来るわけがない。」
これが私の口癖で、練習初めにもいの一番に声高らかに。
新背番号授与。
子供たちもそうですが、親御さんたちも自覚をして頂ければ有り難い。
野球指導者の集いがありました。
小学生ソフトボール指導者は私だけ。毎年野球人口減少の懸念や指導者のレベルアップといった議題が焦点となるわけですが、やはり小学生は親と子の結び付き、結局のところ子は親の影響を受けるわけで、例えばいくら子供たちに人任せにするなと指導してもその親御さんが根本的に誰かがやってくれるという性質ならばそればどうにもこうにもならないわけで、それを指導者がどう言い立ち回れるのか。
外箱ばかりが美目立つ昨今、チーム数や選手の数と大会やメダルの数、遠征費などが逆境する最中、我々指導者は頂いている部費の範囲内でどれだけの親御さんの期待に応えられるのか。
親御さんの手伝いも勿論必要不可欠なのですが、
手伝いよりも理解して頂いて、実際に皆の中にいる我が子を見てもらって、理想の我が子と見比べ、出来れば私を存分に利用して頂きたいのが本音。
まあ簡単に述べれば、小学生のとき、みんなでやってみんな泣いたり笑ったり、気持ちを共有し分かち合いたい。そんなところでしょうか。
でも時代は移り流れ変わっても譲れないこともありまして、それは「練習は毎日コツコツと」
公民館サークルで火曜日と木曜日にグランドを使わさせて頂いております。
様々な都合でなかなか難しいチームが多いなか、環境は恵まれております。
しかしそれでも「練習は毎日コツコツと」それをどんな言い回しで小学生をやる気にさすのか、その術を日々勉強中でございます。
5日(土)には、卒部生在部生の親御さん一緒の新年会。懐かしい顔ぶれにとても楽しい時間を過ごしました。
三宅イーグルスから甲子園やプロ野球選手をと言う方がおられました。
勿論そうなれば嬉しいこと、でもそれは運が必要でして、それを本気で目指すことに意義がある。その険しい道程を突き進む精神力を備え持つことに魅力を感じ魅了するわけでして。
そういったことを私の経験を踏まえて話させて頂きました。
ということで今年は、大袈裟ではないですが少しグローバルな気持ちで、そして毎年のように面白楽しく、指導はシビヤに・・・。
2019年、皆々様方々、宜しくお願い申し上げます。